このページでは北海道の野球少年に人気の6つの全道大会(●全日本学童●スタルヒン杯●全道少年●ホクレン旗●ファイターズチャンピオンシップ●エネサンス北海道杯)の試合結果、歴代優勝チーム、全国大会での結果をまとめています。
北海道の少年野球6大全道大会
全日本学童 小学生の甲子園
日本の小学生「軟式」野球の「全国」2大大会は「全日本学童(マクドナルドトーナメント)」と「全国スポーツ少年団交流大会」です。「全日本学童軟式野球大会」は高校野球と同じく、都道府県予選の勝ち抜きチームによる、日本一決定トーナメントです。強いチームはどちらかの全国大会にしか出場できません。各都道府県では、まず全日本学童大会の代表選出を最優先にスケジュール調整をします。ゆえに、「全日本学童」の都道府県代表は「その年の都道府県最強」であり、全国大会の覇者は「小学生日本一」と誰もが認めるところとなっています。
全日本学童の北海道代表は1995年までは「全道少年野球大会」が代表決定戦でした。1995年から全日本学童「単独の」北海道予選会が開始されています。2001年からは現在の高校野球と同じく、「北北海道」と「南北海道」に分けられ、各々の優勝チームが代表となりました。
全国大会では2017年、札幌市の東16丁目フリッパーズが全国制覇。ベスト4進出は五度。1987年西琴似パンダース、002年、2010年白老町緑丘ファイターズ、2016年東16丁目フリッパーズ、2021年岩見沢南ビクトリー。
過去の北海道予選の結果は下記をご覧ください。
全日本学童/北北海道・南北海道/少年野球/試合結果/1995-2024
スタルヒン杯 人気の理由は、もう一つの全国予選
故ヴィクトルスタルヒン氏は日本プロ野球史上初の外国生まれの選手。通算303勝をあげ野球殿堂入り(1960年)した伝説の投手です。「スタルヒン杯争奪全道スポーツ少年団軟式野球交流大会」は旭川市等が主催するスタルヒン氏の功績を称える北海道内の少年野球大会です。1980年から「40年以上」の開催実績を持ち、道内では北海道新聞社主催の「全道少年軟式野球大会(全道少年)」と並び、歴史のある大会です。今の選手、父兄達からするとスタルヒン氏の認知度はかなり低いです。それにも係わらす人気がある理由は、「スタルヒン杯」が全日本学童大会とは別の「もう一つの全国大会」=「全国スポーツ少年団交流大会(全国スポ少)」の北海道予選となっているためです。当初は全道少年の準優勝チームがこの全国スポ少に出場。1990年代半ばより、スタルヒン杯が全国スポ少の北海道予選となっています。
全国スポ少では、2002年江別市の元江別アニマルズ、2010年札幌市の小野幌ライオンズが優勝。1981年三井芦別ブラックスネークスは準優勝。
※1992年旭川/大有野球少年団、2023年札幌オールブラックスは準決勝進出したもののその後、悪天候により大会中止。
過去のスタルヒン杯の結果は次のリンク先をご覧ください。
スタルヒン杯全道大会/少年野球/試合結果/1980-2024
全道少年 北海道新聞主催
北海道新聞社が主催する「全道少年軟式野球大会」は1972年から始まり、「半世紀以上」の開催実績を持ちます。北海道軟式野球連盟支部単位の予選を勝ち抜いた代表チームが札幌市に集結します。大会開始当初は管内1チームずつの代表による16チームトーナメントでした。現在のスタルヒン杯全道大会の規模です。現在の「全道少年」は出場枠が約1.5倍となり、選手にとって全道大会出場のチャンスが広がっています。
また「全道少年」は全国大会(1981年開始の全日本学童大会、1979年開始の全国スポーツ少年団交流大会)の北海道代表選考会としての役割を、1990年代半ばまで果たしてきています。現在も各種全国大会の予選を兼ねており、人気度の安定した大会と言えます。
会場は当初、全道一円で持ち回り開催されていましたが、現在は全天候型施設の「札幌コミュニティドーム(つどーむ)」での固定開催となっています。
札幌つどーむ開催/全道少年軟式野球大会/試合結果/1972-2024
ホクレン旗 総集編テレビ放映あり
「ホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権」は北海道少年軟式野球連盟が主催。「ホクレン」が冠スポンサーで約40年の開催実績を持つ少年野球大会です。全道大会の会場は2000年頃までは円山球場、その後は麻生球場がメインでした。全道大会では、UHB北海道文化放送によるテレビ放映があります。全試合中継ではなく総集編ですが、選手や父兄には楽しみの一つとなっています。開会式にはミス北海道米の始球式があり、閉会式には賞品にお米が登場し、しっかりホクレンのPRがなされます。優勝チームは東北地区の強豪と戦える北日本大会への出場権を獲得。
ファイターズチャンピオンシップ 全試合札幌ドーム
「ファイターズチャンピオンシップU-12」は北海道日本ハムファイターズが主催する北海道内の少年野球大会です。2004年にプロ野球チームの日本ハムファイターズは東京ドームから本拠地を札幌ドームに移転。2006年に初の日本一を達成。その翌年に「ファイターズジュニア王座決定戦」が開始。2007年は札幌市内の小学生チームのみを対象の「プレ大会」として開催。翌年より、各地区代表を集めた全道大会を実施。その後、名称を「Fighters-championship U12」に変更。全試合札幌ドームでプレイできる大会として北海道の小学生には認知度抜群のイベントとなりました。日本ハムファイターズの本拠地移転につき、2023年からはエスコンフィールド北海道で開催。
ファイターズチャンピオンシップ全道大会/少年野球/試合結果/2008-2024
エネサンス北海道杯 5年生以下北海道最強決定戦 (旧太陽グループ杯)
「北海道少年軟式野球選抜大会」は北海道少年軟式野球連盟が主催。開催実績は1994年から30年以上。対象選手が小学5年生以下、いわゆる「新人戦」の全道大会です。2023年までは地元企業の「株式会社太陽グループ」、2024年からは「エネサンス北海道」を冠スポンサーとしています。
2017年までの開催会場は札幌市と地方を交互に北海道一円を巡回。(情報把握分のみ掲載)
2016登別市 2014江差町 2012函館市 2010釧路市 2008稚内市2004羽幌町 2002苫小牧市 2001帯広市(芽室町) 1998網走市 1995苫小牧市
札幌市の開催では、太陽グループ所有の「太陽グループ少年野球場」をメインに使用。大会は16チームのトーナメント(15試合)を二日間で消化します。時期的に降雨になる日が多く、運営泣かせです。
2023年第30回大会を区切りとし、2024年第31回からエネサンス北海道杯として継続。
5年生以下最強/全道少年軟式野球選抜大会/試合結果/1994-2024
各大会の歴代優勝/準優勝
全日本学童北北海道 2001-2024
全日本学童南北海道 2001-2024
全日本学童北海道 1996-2000
スタルヒン杯 1981-2023
全道少年 1972-2024
ホクレン旗 1984-2024
ファイターズ杯 2007-2024
エネサンス杯 1994-2024
上記の6大大会の歴代優勝チームは下記をご覧ください。
歴代優勝/北海道少年野球/全道大会の結果
全国大会の結果
全日本学童軟式野球大会 1981-2024
全国スポーツ少年団軟式野球交流大会 1981-2024
北海道代表の全国大会での結果は下記ページをご覧ください。
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